この夏、人生の本棚に入る漫画に出会ってしまった。
好きすぎて電子書籍で全巻読んだ後、紙でも全巻買うという始末。
それが、ヤマシタトモコ著書の『違国日記』である。
夏に出会ってブログに残そう残そうと思いながら、6か月(!?)も経ってしまいました......。
バクっと説明すると槙生という35歳前後の小説家と、その姉の子供 朝の共同生活を描いた漫画です。とんでもな事件は起こりませんが、そんなありふれた日常生活にもいろいろあるよねって気づかせてくれる漫画。
今年はこの漫画に何度も支えられたように感じます。
"こんなふうになりたい"とか"心に残る名言"とかとりあえず大好きなシーンが多いので、それを中心に振り返りたいと思う。
【1巻】
・槙生の友人 醍醐奈々初登場の、"包団"!
この漫画、料理がたくさん出てくるところも、生活に刺激を与えてくれます。特に餃子作りのこのシーンは、醍醐が秘伝のタレを紹介していて、私も実際にない調味料を買い込んで試しました♫
ちゃんと美味しかった。ヤマシタ先生もよく作ったりするのかな。
帰り際、醍醐のセリフ
「きみさ、人生かわるね。エポックだ
尊敬するよ」。
ここも好きです。
エポック=時代。特に、新しく画期的な時代・時期。(引用 デジタル大辞泉)
エポックを超えた分だけ人間は豊かになる気がするし、私もエポック迎えたい。エポックエポック。
長年付き合って素直に尊敬を口にできる醍醐、かっこいいな。
【2巻】
・槙生が中高の友人と集まるシーン
朝からのカレー作ったらハヤシライスになった…っていうラインが可愛い!
あと日常のストレス(離婚とか仕事のミスとか)を笑いに昇華できる女子会、最高だなと。私たちは、これのために日々ストレスやってんの。
【3巻】
・朝の友人 えみりが家に遊びにくる〜朝と槙生の喧嘩シーン
えみりが一番好きなキャラなんですが、それはまたあとで。家に人がいるときの(超1人になりたい…)という槙生の気持ちに共感しました。大勢でいるときとかなんか忙しないとき、よく一人になりたくなるけど世の人はどうなのかな?
このあと朝の反抗に対して槙生が歩み寄る中のセリフ、お互いが理解できないのは
「あなたとわたしが別の人間だから」
分かり合えはしないけど、話し合えば近寄りはできると。そう、知らない人種と出会った時がっつり組み合って分かり合おうとする大人、怖いよね…ほんと何様ほっといて系。こういう人に振り回されることがあるので、心に溜めといて女子会でネタにします。
ちょっと話がとびますが、最近「私の解放日記」という韓ドラを見まして。
"人間には自己嫌悪と自己愛しかない
比率が人によって違うだけ"
みたいなセリフがありました。これも今年アプリでいろんな人と出会って、その通りと感じました。
会話の節々にこの人自分大好きじゃん…を感じる人、朴訥としているようで執拗に愛情を求める人。
偏りのない人間になりたいなら、自分に意識を向けすぎないようにしたいですね。
【4巻】
・槙生の元カレ笠町くん巻です
気軽にラインしてちょうどいい返信くれる笠町くん、友達にオプションつけるのもありな笠町くんほしい
・槙生がえみりに映画貸すシーン
徐々にえみりにも焦点が当たら始めってところ。この「フライド・グリーン・トマト」って映画観てみたいので、メモ📝
書ききれないので5巻以降は、また次回にしようかな。